買い付け日記 第14弾
〜上海はどこも工事中〜
私達が訪れたのは2009年秋、まさに上海万博に向けて突き進んでいる上海でした。

  1. 店主が二度のピロリ菌除菌でやっと成功したため、ひきつづき衛生面重視でお店をチョイス。
  2. 話題の(?)NEWスポット『老碼頭 (The Cool Docks)』
  3. 上海はどこも工事中。。久しぶりの上海は万博前で工事真っ盛り。  変わらない、でも変化する事もやめない上海をご紹介。
食生活は前回に引き続き刺激弱めで。。

店主がピロリ菌除菌に成功。ピロリ菌は不衛生な食生活で感染するという説もあるらしく・・・・・身に覚えがありますね。
もういい加減大人なので、高級店から中級店中心にチョイス。
テーマ1

食事
しょっぱなは警戒して『新天地 ZEN』
ちょっと警戒し過ぎ??な高級店。まぁ一年ぶりですので。。
  
ポテト春巻/見た目は普通の春巻でも味はコロッケ!!!ウスターソースで頂きます。
●福建炒飯/ボリューム有り。海老プリップリで貝柱などの海鮮風味がきいていて美味しい!

    
●ワンタンスープ/日本のワンタンはワンタンにあらず!具がぎっしりなのが本物です!!
●スチームスペアリブ/キレイにほぐしてくれました。確かに蒸した豚肉ですが、味が薄い。。
●葱餅/ちょっと脂っぽいけど香ばしい。

合計
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200元(約3,200円)
ちょっとお高めですが新天地ですから。。2人でシェアしてちょうど良い量でした。


やっぱり行ってしまう定番!『瑞福園酒家』
上海蟹の季節なもので。手軽に上海蟹ならココ!

  
里背肉(黒酢の酢豚)/32元(約512円) 上海蟹って言ってるのにココに来るとやっぱり酢豚食べたくなっちゃいますね。
●芦蒿干絲/38元(約608円) ”蒿”の字は日本語で「よもぎ」と読むのでよもぎ??ちょっと苦みがあります。

  
蟹粉豆腐(蟹みそ豆腐??)/38元(約608円) オススメ!蟹茹でたのよりこっちの方が好きかも!?
濃厚な蟹みそが美味しいんですよ〜。なにより『ほじほじ』する必要ないのがよいです。


大間蟹(上海蟹)/一匹48元(約768円)
主役登場!!別に良いんですが、大間蟹ブランドの商標外れちゃってるし。。
もはや大間蟹じゃないのか。。
ほじるの面倒なので足とか食べません。

他に
西瓜汁(スイカジュース)/18元×2
おしぼり/2元×2

合計
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244元(約3904円)

中級店にしてはちょっと高め。でも上海蟹2種なので大満足!!

御存知!『鼎泰豐(ディンタイフォン)』
まだまだ警戒の手を緩めません。
プライベートで台湾の本店に行った際「酸辣湯」と「炒飯」が隠れ名物との事。早速頼んでみました!

   
●空心菜の炒め物/35元(約560円)●酸辣湯35元(約560円)/酸辣湯は一人前サイズ。スープばっかりそんなに飲めないんで、 嬉しい心遣いです。
●葱花卵炒飯/32元(約512円)/中国経験の豊富な当店の店主も絶賛!日本人好みのシンプル卵炒飯。鼎泰豐に行ったら是非!

    
●特色小龍包/半籠5個 29元(約464円) ●蟹粉小龍包/半籠5個43元(約688円)/どっちが蟹でしょう?・・・多分・・真ん中かな。。オレンジ色っぽいんで。
お味はもちろん最高です!薄い皮にスープがたっぷたぷ♪あっさりしてるけど旨味が凝縮なんです〜。

 
新鮮果物西米露/28元(約448円)/タピオカココナッツです。
●酒粕団子/30元(480円)/ ココのは黒ごま餡いり!もちもちしていて美味しい!

その他に
鉄観音茶/16元(約256円)×2

合計
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248元(約3,968円)

飲茶系としては結構お高め。
食券系の安いお店で食べたら50元前後でしょう。
やっぱりそこそこな高級店になるんですね。

四川!『上海多利川菜館』   淮海中路344号
価格はTHE庶民!店内はそこそこ綺麗でサービスもまぁまぁ。気軽な四川にオススメ。店名の「川菜」は「四川料理」の意味です。日本語メニューは無いです。。

  
毛豆/8元(約128円) 枝豆って「毛豆」なんですね〜。
●西瓜汁/12元(約192元) 1杯 日本じゃあんまり見ませんがポピュラーな飲み物です。
●上湯〜/28元(約448円)  キノコたっぷり薄味のスープ。四川の時は口を癒す物が必要ですね。(量多め)

  
でた〜!大好物2品!!
●青椒土豆絲/16元(約256円)/安!!材料ジャガイモとちょっとのピーマンだけですから。
●水煮牛肉/29元/(約448円)/辛い!旨い!香菜が効いてて良いですね。

その他に
白飯×1


合計

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105元(約1680円)

一人約840円!!安いですね〜。
これだから四川はやめられません。

ご飯系ファーストフード『真功夫』
ブルースリーが目印。スチーム調理でヘルシーがウリのお店です。個人的には『真』"zhen"と『蒸』"zheng"を掛けてるんじゃないかと。

 
昼を過ぎてしまっているからか、ガラーーーンとした店内。人気無いのかしら??
「ご飯もの」「スープ」「サラダ」が基本セット。
 
で・・・何食べたのか幾らだったのか全然メモってないんですけど。。かすかな記憶をたどると
左が中華ハムと椎茸の甘辛いタレ。右が豚肉パプリカ、味は特に変わった感じではなかったと思うんですが。まぁ、ファーストフードなのでアタリもハズレも無かったんじゃないかと。
欧米人に人気!雲南料理レストラン『南蛮子』  茂名南路 生活技術空間E区2階
茂名南路にある”生活技術空間”というビル内にあるという情報をキャッチして行ってきました。”生活技術空間”はすぐに見つかったのですが、
入ってからとにかく場所が分かりにくい!
普通に営業している店もあるのに、ビル自体改装中なのか真っ暗な工事中のフロアーをぬけ (もうこの時点でかなりギャング映画のワンシーンのよう)
いったん外に出て。。。「隠れ家的存在」というより「アジト」だろ!?ってツッコミ入れたくなります。
でも友人とか連れて行ったら喜ばれそう。「こんなお店知ってるんだぜ」って威張れちゃうこと間違いなしです!店内は薄暗く白人率高し。
輸入ビールの種類が豊富!デリバリーもやってるみたいです。
  
●涼拌火焼茄子/18元(約288円) 写真ボケてますが茄子のグリル焼にトマトがのってます。さっぱりしていて前菜にぴったり。
●椒?乳餅/28元(約448円)ヤギのチーズ焼。ちょっとクセのあるモッツァレラみたいな感じ。雲南っぽいですね。行った事無いけど。。
●鶏中翅/25元(約400円) トリのグリル。スパイシーで美味しい。

 
干?洋芋絲/16元(約256円)ジャガイモです!フライドポテト!こりゃビールに合う!
●三七茶/21元(約336円)ニンジンの花のお茶。肝機能や血圧に効くらしい。苦いっす。

合計
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129元(約2064円)

輸入ビールの種類が豊富だし白人向けにアレンジしてるのか、なんだかビールに合うメニューが多い気がしますね。
雲南料理初心者なんでよくわかりませんが、食べやすいしサービスも良いんでオススメです。

汲み上げ豆腐『西施豆腐坊』※2010年現在閉店?
安くて美味しいけど、衛生的には・・・。

 
●咸豆腐花 ●西施耳朶 ●謎の面(「油そば」な感じ?) ●揚げ春巻
● 甜豆腐花/キンモクセイの香り??杏仁豆腐のタレに汲み上げ豆腐を入れた感じ。やさしいお味。

メモってないけど、おそらく全部で20元(約320円)しないと思います。ぬるぬるしたテーブルとか許せたら大丈夫です。
私達は基本的に気にしません。

四川!パート2!!『辛香匯』
中国のグルメサイトで人気のお店。とにかく混んでる!!とりあえず受付に人数を伝えると番号を渡されます。
待っている間、注文マシーンがあるのでタッチ画面から注文を決める事が出来ます。
印刷された紙を握りしめ、なぜかMr.ビーンの映像が流れる待合所で待つ事しばし・・・。
電光掲示板に現在案内中の番号が表示されます。店内は席数が多く迷ってしまいそう。
案内係に注文の紙を渡せばオーダー完了。(注文は席についてからでも可能)注文マシーンは中国語のみですが漢字がんばって検索すると写真が出てきます。
  
金銀小刀切/6元(約96円) おい!またデザートに頼んだのが先に来てますよ!揚げた花巻(具の入っていない蒸しパン)にコンデンスミルクをつけて食べます。
● 椒?辣子里背/18元(約288円)/豚肉の唐辛子揚げ ビールに合う!
●酸辣湯/18元(約288円) ちょっと洒落た器に入っていますが量多めの庶民中華な感じ。

 
●香辣土豆絲/12元(約192円)
「土豆絲」が「香辣」って美味しそー!だったのに・・フライドポテト!?ちょっと残念。
●西瓜汁(杯)/8元(約128円) すいかジュースばかり頼んでしまう。。

合計
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77元(約1232円)

安い!さすが川菜!(四川料理の事)でも私達にはちょっとニューウェーブ過ぎるかもです。
なんだかんだでTHE!四川が性に合ってるな。

上海家庭料理『上海姥姥』
ガイドブックにも載っている、そこそこ有名店みたいです。改装したらしくキレイで入りやすいですね。

  
●紅焼肉/上海家庭料理といえばコレ! 見てくださいこの照り!!美味しい!
●青椒土豆絲/オーソドックスな土豆絲。やっぱりこうでなくちゃ!
●陽州焼飯/濃い紅焼肉にぴったり!もりもりイケます。
●酒粕だんご/お馴染みの温かいデザート。ほんのり甘くてホッとする味です。

合計
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116元(約1856円)

細かい金額は覚えていないのですが、合計金額をみると割とお高め。有名なおみせだけにちょっと高級なのかも?

その他色々おやつ

豊裕の焼き小龍包。
衛生面も悪く無いと思います。

お馴染み「新旺茶餐庁」にて●冰火菠夢油(5元)の食べ方
  
別盛りのバターを→パンの切り込みに挟む!→出来上がり!  簡単すぎですね。。。ところで、3元→5元に値上がりしてるかも??
その他には
 
ロイヤルミルクティーとミルクティーコーヒー!? /各11元(約176円) ちょっと??な味のミルクティーコーヒー。混ぜない方が良いと思います。
マンゴーもち??/22元(約352円) もちもちしてておいしー。

「徳大珈琲餐庁」にて
●花生冰沙/12元(約192円)
犬抱えて(店内)お茶をする地元民や
ワインをボトルで飲んでるオヤジ達。
なんだか謎な空間。 。

テーマ2

NEWスポット
『老碼頭』
(The Cool Docks)

我々が訪れた頃はまだ万博前。
そりゃぁまるで高度成長期真っ盛りの東京オリンピック前の日本。
そんな変化し続ける上海をご紹介!

黄浦江を外灘から南にずっと下った、テーマ2の「老碼頭」あたり。。こんなところまで川沿いの遊歩道が出来るっぽい??
それに合わせてビルもお色直し中。出稼ぎの人達がいい味出してます。

  

                    

外灘の遊歩道は全面立ち入り禁止!!!
道路の反対側に居る人達はバスを待っています。


昼間の様子。看板の向こう側は工事中で立ち入り禁止。。。
ビルの中も工事中。改装中?でも普通そんな時は囲って見えなくするもんですけどね。
恐るべし上海。

  

話題になってるか知りませんが、NEWスポットが出来たらしい。しかも!かつて十六舗と呼ばれた上海で最も古い港の一つで
清代後期から民国時代にかけて、当時は極東一の港と呼ばれていた。
そしてこのエリアには有名な上海三大マフィアの一人、「黄 金栄」の倉庫があったそう。
上海三大マフィアは知らないけど、チョウ・ユンファ主演のドラマ『上海灘』やこのドラマのリメイク映画『上海グランド』の世界だ〜!
一昔前の人たちは、ここの港から上海に降り立っていたなんてなんだかロマンを感じちゃいます。
場所は、中山南路479号で、外灘をさらに南にくだっていったところ。交通の便が悪く
バイクタクシーのおじさんには『老碼頭』『十六舗』『古い港』と色々説明したけど知りませんでした。。

また、周辺の古い民家などは取り壊さつつあるものの、それでも面影が多く残っていてなかなか良い感じでした。
※いつまで残っているか保障はできません。

まずは、周辺の街角。っていうかNEWスポットらしきものが見つからないんですけど!!本当にあるの!?なんて悪態つきながらも、楽しんでます。
改めて写真を見てみるとうっすら『折』の文字の書かれた建物も。立ち退きの意味なんです。。
上海でも有数の「おばあちゃんがいる風景」に勝手に認定!!! もう二度と見れないのかも。。

    

     
「按期完成世博会○○」の横断幕。意味は「万博の○○を予定通りに完成させよう」
そして、やっと見つけた老碼頭は先ほどの町並みのホントすぐそばなのになんだか別世界なのです。
噴水をぐるりと取り囲む様に高級中華料理店、各国料理店、スタバもあります。また、芸術家の事務所や国内外の企業も入っているらしいです。
さらには5星ホテルが出来る計画もあり、
黄 金栄の倉庫群として当時の面影を残したまま、その当時の余韻に浸れるホテルに仕上がる予定。
そんでもって、「老碼頭」付近の黄浦江沿岸はヨットハーバーまで出来ちゃうというから、どんだけ豪華にするつもりよ??な場所なのでした。

   

     
この写真↑二階テラスの裏に「おばあちゃんのいる風景」があるのです。

NEWスポット「老碼頭」は夕食には早い時間だからなのか、交通の便が悪すぎるのか
はたまたまだ有名じゃないのか分かりませんが閑散としていました。
新たな「新天地」と期待されている様ですが今後どうなるでしょう。
「老碼頭」目的だったのですがなんだか周辺の古い町並みの方が興味深かったです。

テーマ3

上海はどこも工事中


おそらく、元々は建物の一部だったと思われますが
周りをごっそり取り払われています。

上海では良く見かけます。
地下鉄が増殖し続け、外灘から浦東にぬける地下道を急ピッチでこしらえて。それに触発されたかの様にビル達もこぞって改装。。
もう、やたらめったら工事中の上海でした。。ホコリっぽいったらありゃしない!この買い付け日記作成時には上海万博も無事開幕。
もう工事は落ち着いているのでしょうか??

  
珍しく制服姿の作業員。
   

あとがき
私達が上海を訪れたのは万博開幕の半年程前。まさに盛り上がってきていた頃です。
四川の地震や世界的な不況で、ちょっと元気の無かった人々にも活気が戻って来ていました。
本当に凄いスピードで街が変わっていく上海で、そんな波に飲み込まれてしまう風景もあります。
ちょと寂しい反面、成長し続けることをやめない上海の今後も楽しみです。
まだまだ、私達の好奇心を刺激してくれるでしょう!

何か質問などありましたら、お気軽にメールにてご連絡下さい。

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